昨日は知り合いの結婚式があり,
その披露宴でバンド演奏をしてきました.
私はベース兼バンドリーダーをやってきました.
結婚式の披露宴というのは,バンドの演奏もさることながら,
全体の会の進行と入退場の新郎新婦の移動の導線を意識しながらやらねばならず,
単純に音楽的なことをコツコツやれば良いというものではありません.
以前,ずいぶん昔にやったことがあるのですが,
今回は自分の結婚式の経験が活き,段取り良く進めることができました.
弁理士試験の勉強が本格化するため,
この披露宴の演奏で,とりあえず私のバンド活動は休止です.
未練が無いと言えば嘘になりますが,これも自分が選んだ道ですので,
迷わず進むしかないとおもっています.
さて,そんな演奏中に気づいたことがあります.
今回の演奏は,ラテン系の演奏をやったのですが,
最初のお客様が席に着くまでは,耳に馴染みやすい
「スローなボサノバ」
をやりました.
その後,会が進んできたときに,音楽的には少しマニアックな,
「サンバ(ボサノバよりテンポが早い)」
「マンボとサルサ(ルンバ)」
をやりました.
そうすると,お客様がちゃんと聞いてくれたんですよ.
普通,マンボやサルサというのは一般大衆向けではないのです.でも聞いてくれた.
そのカラクリは
「最初のボサノバをしつこくやることによって,お客様と我々の関係が安定的なものになった」
「安定的な関係を築いた上で,少しマニアックなことをやっても着いてきてくれた」
というものだと思うのです.
この考え方というのは非常に大切なもので,勉強をするときにも
「基礎をしつこくやると,応用がすんなり入る」
ということだと思うのです.
弁理士の勉強でたとえると,
「基本となる専用・通常実施権の性質・効果を整理しないと,
その応用である,移転・消滅は理解できない」
ということなのかな?と思います.
日々の中にもヒントがあるのだなぁと感じました.
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